軍鶏

2009年から軍鶏(シャモ)をモチーフにした絵を作り始めた。もちろんそれは伊藤若冲の一連の作品群にインスパイアされている。若冲の絵の魅力の一つは、現代にも通じるような普遍性を持つ少年的「かっこいい」グラフィックセンスである。それは場所や時代を超えて、少年漫画やアメコミにも直接繋がるものであると思う。このシャモのシリーズでは、日本画的な水や炎といった意匠やアメコミのタイポグラフィーを元に、ステッカーを製作し切り貼りして作っている。

また闘鶏というモチーフは現代のヤンキーカルチャーと繋がっているのではないだろうか。2009年春に実際に高知県の闘鶏場へ行って戦う様子を見たが、派手で装飾的な羽に身を包み、鋭い目つきで互いに威嚇し攻撃し合う様子はさながらヤンキーの喧嘩を見ているようだった。