Skateboard

ミニ四駆のシールの貼り合わせ、という方法から私の絵のキャリアは始まったが、そこに見られる少年男子的な「かっこいい」という美学に注目して以降は作品を作りはじめる。それは他の文化にも類似の共通点があるのではないだろうか。例えばスケーターカルチャーではスケートボードの裏にステッカーで装飾を施して自分のボードをオリジナルのものに変えるが、これは少年たちがミニ四駆にステッカーで装飾を施すことと似ている。

ステッカーのモチーフや言葉には日本独自の文脈、たとえばヤンキーカルチャーやインターネットから派生したスラングなどを引用している。なぜなら「かっこいい」という感覚は非常に土着的でローカルな感覚から由来しているからだ。ヒップホップの歌詞にはしばしば土着の人間にしか分からないようなスラングが出てくるが、その「かっこいい」という感覚は世界中の少年に伝わるグローバルな魅力を持っている。